この記事では、実際に1人目をミルク、2人目を母乳で育てた筆者の体験談をまとめています。
ミルク育児で悪いことは1つもありません。それでも、やっぱり母乳で育てたかったと思うお母さん!
2人目は母乳で育てられるかもしれません。
どうか悲観的にならずに今の育児をめいっぱい楽しんでほしいです!
そして、2人目を出産する際の参考にしていただけたら嬉しいです。
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目次
1人目初産でのミルク育児と2人目の母乳育児の違い
1人目(長男)の場合 | 2人目(次男)の場合 | |
---|---|---|
授乳方法 | 4カ月まではミルクよりの混合 4カ月からはミルクのみ | 退院後からほぼ母乳 預けるときだけミルク |
入院部屋 | 母子別室で授乳時間に授乳室へ行く | 出産後1日目から母子同室 |
出生体重 | 2,638g | 3,484g |
飲み方 | がっつり飲み | ちょこちょこ飲み |
入院中の母乳量 | ベビースケールで測るもいつも0gでマイナスになることも! | 生後2日目から増えはじめて4日目には最大38g飲めていた |
退院後の授乳 | 母乳を嫌がり、ほぼミルクで授乳 | ミルクを足さずに頻回授乳 |
※どちらも同じ総合病院で出産していますが、1人目を出産した後に病院が移転して新しくなり、育児方針も変わりました。
私は、実際に1人目を本当は母乳で育てたかったけど、うまくいかずにミルク育児になってしまい、劣等感をもって育てていました。
1人目はおっぱいをほとんど咥えることがないままに、ミルク育児になってしまったからです。出先の授乳室にもなんとなく入るのに抵抗がありました。
授乳室で母乳をあげているお母さんに交じってミルクをあげるのが嫌でした。
そんなこともあって2人目を妊娠した時に、次はできるだけ母乳で育てたいと思いました。
1人目は生後4カ月から完全ミルク育児
全力でおっぱい拒否した1人目の長男
1人目のとき、入院中は母子別室で授乳時間になると授乳室へ行って授乳をしていました。
長男は授乳時間にはたいてい眠っていておっぱいを咥えてくれず、結局は頑張って起こしながらミルクをあげていました。
ただただ可愛くて見ているだけで幸せを感じていた私ですが、生後3日目からおっぱいを近づけると大泣きするようになってしまった長男にショックを受けることとなります。
部屋に戻って私も一人で泣いてしまいました。
その後、乳頭混乱に苦しみました
ネットでいろいろと調べまくり、退院してからはできるだけ母乳を飲ませようと頻回授乳するようにしました。
ネットの情報では「吸わせれば出る」と書いてあったけど、長男は拒否が激しくてまず吸わせることができませんでした。
乳頭保護器を使って吸わせる練習をしたあとにミルクを飲ませて、そのあとわずかながらも搾乳をしていました。
桶谷式にも通いましたが、生後4カ月の頃に私が体調を崩してしまい、ミルクに切り替えました。
【用語解説】
※乳頭混乱 母乳とミルクの混合で授乳していると、赤ちゃんがラクに飲める哺乳びんになれてしまい、母乳での授乳を嫌がること。
※乳頭保護器 乳首に傷や痛みがあったり、短い乳首や伸びが悪くて赤ちゃんが吸いづらい乳首でも授乳しやすいように保護してくれるシリコン素材のカバー
乳頭保護器で授乳することで、短く硬かった乳首もよく伸びる柔らかい乳首になったよ!
乳頭保護器は、初産のまだ乳首は硬くて赤ちゃんが吸いづらいママにおすすめです。
※桶谷式母乳育児
桶谷式母乳育児とは助産婦・桶谷そとみ(1913-2004)が考案した乳房マッサージと母乳育児方法で正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。
ミルク育児にしてよかったこと
嫌がる長男と格闘しながら授乳に時間がかかっていた混合育児とは違い、単純に育児を楽しめるようになりました。
気持ちに余裕が生まれてお昼寝アートやオムツアートを撮影したり、可愛い写真をたくさん撮るようになりました。
長男も授乳の度に大泣きすることなく、お互いに笑顔の時間が増えるようになりました。
ミルク育児に切り替えるときは私自身が寂しくてとても悩みましたが、長男のためにはこれでよかったんだと思っています。
2人目は生後すぐから母乳育児
母乳育児は頑張ってくれた長男のおかげ
長男妊娠時にはお腹が張るのが恐くてできなかった母乳マッサージを、次男妊娠時には少しだけやっていました。
わずかですが授乳経験があったので、乳首はよく伸びるようになっていて、看護師さんからも「吸いやすい乳首」とお墨つきを頂きました。
心配していた次男の母乳育児ですが、長男とは違い出産後すぐにおっぱいを咥えることができて、とても感動しました。
その後も一度も嫌がることなく吸わせることができました。
1人目ミルクと2人目母乳の違いを考える
1人目のときにあれだけ苦労した母乳育児を2人目はすんなり実現することができました。
その違いはなんだったのでしょうか?
私の考えでは、やはり乳首の伸びがよくなっていたことだと思います。
嫌がりながらも頑張ってくれた長男のおかげです。
また、大きく生まれたこと、出産後すぐに母乳を飲ませられたこと、そして何より私の気持ちに余裕があったことだと思います。
やっぱりストレスを溜めないことが何よりも大切です。
また、2人目出産時は友達がベビースケールを貸してくれました。
初めての母乳育児だった私は、毎日体重の増えをチェックできたことで安心して授乳できました。
ベビースケールについては、当ブログの記事でも導入するメリットについて語っていますので参考にしてくださいね。
→【混合育児】ベビースケールは必要!?「買ってよかった」母乳を増やしたいなら用意するべき育児グッズです
おっぱいが大好きな次男は乳離れできる?
そんな次男は、1歳8カ月の現在まだ母乳を飲んでいます。
ご飯はモリモリ食べるし麦茶も飲みますが、眠いときや甘えたいときには自分から服をめくっておっぱいを飲みはじめます。
夜もおっぱいを探して起きることがあり、寝不足になることもあります。
虫歯も心配で断乳もちらりと頭をよぎりましたが、やっぱりおっぱいを飲んでいる姿はとっても可愛く癒されるので、まだまだ次男の様子をみながら授乳を続けるつもりでいます。
母乳育児は本当に推奨できるのか!?
何も飲ませるかよりどう飲ませるかが大切
ミルク育児と母乳育児を両方経験してみて、大切なのは何を飲ませるかではなく、どう飲ませるかが大切だと思いました。
私は、長男を毎回抱っこして目を見て飲ませていたのに対し、次男はスマホを片手に飲ませていることが多かったように思います。
いくら母乳育児が推奨されていても、確実に長男のほうが丁寧に授乳していました。反省すると同時に、母乳母乳というだけの世の中に対して疑問を感じています。
ミルク育児だって大変!お母さんは頑張っています
泣いても母乳を飲ませればすぐ泣きやんだ次男に対し、長男はなかなか泣きやまずに苦労しました。
おしゃぶりも嫌がるので、寝かしつけのときも長男はずっと抱っこでした。
次男は添い乳で授乳できたので、私は母乳のほうがラクでしたが、世間では「ミルク育児はラクしている」という偏見もあるようで、周りの人の軽はずみな言動で傷つくこともありました。
この風潮がミルク育児のお母さんが自信をなくす結果になっているようでした。
母乳育児を軌道に乗せるには!?
母乳育児で唯一大変だったのは乳腺炎になりかけたこと。生後3週間目が一番つらくて、カチカチに張ったおっぱいの痛みと格闘しながら授乳をしていました。
一時的なものでそこまでひどくはならなかったのですが、常に詰まるかもという不安はあり、最初の頃は母乳の通りがよくなる『AMOMA』のハーブティーを愛飲していました。
歯が生えたら噛まれることもありましたが、数回程度でその後は目立った悩みもなく、現在まで授乳できています。
とても飲むやすくてリラックスできるので、授乳の合間のくつろぎタイムにぜひ活用してください。
AMOMAハーブティーが気になる方はこちらも参考にしてみてくださいね。
→AMOMAハーブティーの効果と種類をまとめました!妊活から卒乳まで安心して飲める魅力
1人目ミルクでも悩まず2人目の母乳に向けて頑張ろう!
- 産後すぐに母乳を飲ませることができた
- 長男の授乳で乳首が吸いやすい状態に変わっていた
- ミルクでも大丈夫という安心感があった
- 毎日体重の増えをチェックできた
- リラックスして母乳をあげられた
1人目ミルクでも2人目母乳で育てられた体験をまとめてみました。
ミルク育児の長男はとっても元気で健康体
長男をミルク育児に切り替えるとき、スキンシップ不足になることを懸念してとても悩みました。ミルクは免疫不足とも読みました。
初めての育児で不安だった私はネットの情報に踊らされていたのです。
しかし、たくさんミルクを飲んで育った現在6歳の長男は、大きな病気にかかることもなく、とても元気に学校へ通っています。
そして、お母さんが大好きな甘えん坊です。スキンシップは授乳以外でもたくさんしてあげることができます。
何よりも大切なのはお母さんの笑顔
さいごに、2人の息子をミルクと母乳で育てた私が言えることは、赤ちゃんはお母さんの笑顔が大好きということ!
お母さんが笑顔なら授乳方法なんて何だっていいのです。自分と赤ちゃんが一番笑顔でいられる方法を見つけましょう。
1人目のミルク育児に悩んでいるお母さん!
どうか自信を持って育児をしてください。
周りが何と言おうが、お母さんが赤ちゃんのために選んだその選択が最良の方法なんだと私は思います。
そして、2人目を妊娠中のお母さん!
自信を持ってください。
きっと2人目は母乳で育てられますよ。
今しかないお子さまとの時間が素晴らしいものになりますように。