私が体外受精という治療を選択した理由

私は、現在37歳で6歳と1歳の2人の息子がいます。

2人とも体外受精にて授かることができました。

この記事では、私が体外受精という治療を選択した理由をまとめています。

スポンサーリンク

体外受精を悩んでいた理由

体外受精を悩んでいた理由

命をお金で買うという感覚に抵抗を感じていた

私が体外受精をためらっていた理由
  1. お金がかかるのに子供ができるという保証がないこと
  2. 母体にかなりの負担がかかること
  3. 治療がただただ怖いこと
  4. 産まれてくる子供にいろいろな面でリスクがあるのではと思うこと

いろいろな理由があったけど、やっぱり一番の理由は命をお金で買うようで嫌だったからです。誰だってそうですが、そりゃ自然に授かれるならそれに越したことはありません。

それが叶わないからの治療ですが、自然妊娠に近い人工授精に比べて大部分を医療の力で行う体外受精には費用やリスクの面でも不安が大きく、当時29歳の私にはまだまだ抵抗がありました。

まだ自分が不妊症であることを受け入れきれてなかったのかもしれません。

体外受精を選択した理由

体外受精を選択した理由

体外受精しかなかった選択肢

それでも体外受精をしようと決意したのは、目の前に「体外受精」という壁が立ちはだかってしまったからです。体外受精をためらっていた私は、先生に体外受精を勧められているにもかかわらず、悩みながらホルモン補充の治療を行っていました。

ホルモン補充のみの治療では授からないことは、自分でもよくわかっていました。先生も私の希望で仕方なくという感じでした。私にはもう体外受精という選択肢しかありませんでした。

奇跡の体験を買おうと思った

きっと体外受精がなかった30年前なら、諦めるしかなかったと思います。でも、私には体外受精ができる環境がある!そう思ったとき、目の前が明るくなって道が開けた気がしました。

夫も私がそうしたいならと私の意志を尊重してくれました。命をお金で買うのではなく、お金を出して奇跡の体験を買おうと思えたのです。

私の体外受精の流れ

私の体外受精の流れ

①ピルを飲んで子宮を休ませる

体外受精を決断すると、月経周期4日目に術前検査をします。その後、5日目からプラノバール(ピル)を飲んで排卵を抑え、最初の周期は子宮を休ませます。まれに、吐き気やめまい、嘔吐などの副作用が強く出てしまう方もいるらしいです。

②心電図検査

月経周期12日目に循環器科に行き、心電図の検査を行いました。採卵中に発作が起きてしまったりするのを防ぐために、不整脈などの異常がないかを確認するそうです。

③体外受精の説明会

私の通っていたクリニックでは、体外受精をする前にはまず先生による説明会に参加しなければなりません。これは治療を受けるための絶対条件で、夫婦揃っての参加が義務づけられています。私が参加したときは8組ほどの夫婦が参加していました。

④ホルモン治療(刺激周期)

2周期目。月経開始5日目からより多くの卵子を成熟させるために、飲み薬と注射でホルモンを補充し、採卵の準備をします。一度にたくさんの卵胞を育てるので、下腹部がパンパンになりとても苦しいです。卵巣自体も重くなっているので、ねじれてしまわないように安静が指示されます。私はこの時期が一番つらかったです。

⑤採卵

たくさんの卵子が育ったのを確認したら、いよいよ採卵です!卵子が排卵していないことを確認し、硬膜外麻酔を行い採卵をします。小心者の私はビビりまくりでいまだにクリニックで伝説化されています!が、麻酔をしているので痛みはほとんどありません。

⑥受精確認→培養

採卵が終わったら、受精確認です。卵子にあらかじめ採取した精子をふりかけて受精させます。その後、受精卵を培養し5日目の胚まで育てます。私の場合は、1回の採卵で7個の卵子が取れて胚まで育ったのが4個でした。

⑦移植

そのうちの1番グレードのいい胚を同時周期移植しました。現在は、卵巣破裂などの危険があるため、やっていないそうです。膣からカテーテルを入れて、超音波の映像を見ながら胚を子宮の中に移植します。尿を溜めるのが大変でした。

⑧着床→妊娠判定

受精卵は1〜2日で子宮内に着床します。移植から一週間後、採血にて血中hcg濃度を調べて妊娠判定を行います。妊娠している場合は、妊娠検査薬に反応するホルモン(hcg)の値が増えてきます。また、判定日のhcgの値で流産の可能性も予測できます。

【妊娠4週0日(移植から1週間後)のhcg値】

 hcg値妊娠の過程
長男の場合93,29無事に出産
流産した子の場合24.90妊娠9周目で流産
次男の場合60.00無事に出産

体外受精によるメリット・デメリット

体外受精によるメリット・デメリット

体外受精によるメリット

メリットは治療が大きく前進できること。人工授精までではわからなかったことがわかるようになります。たとえば、受精障害の有無、受精卵の成長過程などです。

さらに、刺激周期なら一度に多くの採卵ができるので、受精する確率もあがり妊娠まで至る確率も高くなります。

体外受精によるデメリット

デメリットはご存知のとおり、お金がかかるのに成功するという保証はどこにもありません。私は、体外受精を行った1周期目で授かることができました。

でも、これはとても幸運なことで、中には何度も採卵や移植を行っている方はたくさんいます。年齢があがるにつれて、妊娠率も下がってしまいます

体外受精のイメージ

体外受精のイメージ

体外受精は恥じること!?

現在では、不妊治療は一般的になり、体外受精という言葉もよく耳にするようになりました。しかし、年配の方には馴染みがなく、まだまだ自然にできた子供じゃないことに不安や偏見を抱く方は多いようです。

私も義母に親戚には息子が体外受精で授かったことを言わないでほしいとお願いされました。

愛情いっぱいの奇跡の子

体外受精は、自然妊娠できない子供を医療の力を借りて作るために行う治療です。障がいを持って生まれる確率も上がるため仕方ないことだと思います。

しかし、不妊治療は夫婦に愛情がないとできません。体外受精で生まれた子供は、どんな形であれ両親のたくさんの愛情のもとに生まれてきた子供だと思います。

体外受精で授かった子供の未来

体外受精で授かった子供の未来

元気な賢い子に成長しています

体外受精で生まれた最初の子供は私の治療当時(2012年)で22歳だと主治医の先生から聞きました。2019年の現在は29歳ということになります。

まだ歴史の浅い治療で、体外受精で生まれた子供がまた子供を授かり、出産した例はないそうです。当時は不安もありましたが、いま子供達はとても元気で、長男は勉強ぐ大好きな賢い子に成長しています。

命の尊さを体験を通して教えられる

私は子供達が成長したとき、体外受精でできた子供だということを話そうと思っています。そのため、当時の日記を製本できるアプリで本にしています。

両親が子供がほしいと願い、一生懸命にがんばって愛されて生まれてきたことを知ってほしいからです。流産したときの気持ちも残しています。

子供達には命の尊さと生まれてきた奇跡を知って、人に感謝し自分を愛せる人になってほしいです。

勇気を出して体外受精にステップアップしてみよう!

私が体外受精を決断した理由について書いてきました。

この記事が体外受精にステップアップしようか悩んでいる方にとって、背中を押すきっかけになればいいなと思っています。

体外受精を勧めるものではありません。

治療をどこまで行うかや、ステップアップするタイミングについては、夫婦で話し合って決めることだと思います。

後悔しないように夫婦で十分に話し合い、最良の選択をしてほしいと思います。

妊娠を望むすべての方に赤ちゃんが授かりますように。

スポンサーリンク
おすすめの記事