赤ちゃんが生まれて喜んだのも束の間、昼夜問わず続く授乳に疲れていませんか?
母乳量がまだ安定していないお母さんはミルクの足し方に悩むこともあると思います。
この記事では、第1子をミルク・第2子を母乳で育てた筆者の経験を元に、母乳とミルクの混合育児をうまく続けていくためのミルクの足し方を解説いたします。
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目次
混合育児は毎回ミルクを足すべき?
自分の好きなほうを選ぶ赤ちゃん
混合育児とは、赤ちゃんに母乳とミルクの両方を授乳しながら育てることをいいます。
混合育児を続けるのは意外と難しいです。
最終的に赤ちゃん自身が母乳かミルクを選ぶようになり、どちらかを嫌がってしまうことがあるからです。
特に、母乳のあとに毎回ミルクを足してしまっているお母さんに多いです。
一般的には最初に味に慣れた方、または多く飲んでいる方を好む傾向にあります。
また、哺乳瓶での授乳が多くなってしまうと、赤ちゃんが母乳よりラクに飲める哺乳瓶に慣れてしまい、ミルクを好み母乳を嫌がってしまうことがあります。
これを「乳頭混乱」とよびます。
赤ちゃんが母乳よりラクに飲める哺乳瓶に慣れてしまい、ミルクを好み母乳を飲むのを嫌がってしまうこと。
乳頭混乱にさせないために
前述しましたが、哺乳瓶は母乳に比べてラクに飲めます。生まれてすぐの赤ちゃんが母乳を飲むのはとても体力を使うのです。
そこで、ラクに飲めない哺乳瓶を使うことをおすすめします。
母乳相談室とは、母乳を上手く飲めない赤ちゃんが授乳の訓練を行うための哺乳瓶として桶谷ほそみ先生という方が考案された『桶谷式直接授乳訓練用』哺乳瓶です。
ikumama
母乳のようにしっかりと咥えて吸わないと出てこない構造になっていますので、赤ちゃんの乳頭混乱を防ぐことができます。
混合育児のポイントは母乳寄りにすることです。
ミルクが多くなってしまうと高い確率で母乳を嫌がり、いずれはミルクのみになってしまいます。
\ ミルクをあげながら母乳を続けたい /
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混合育児のやり方!母乳量を増やす授乳方法
- まず、母乳を飲ませる
- 足りない分のミルクを足す
- 残った母乳を絞る
1. まず、母乳を飲ませる
母乳量を増やすために大切なことは、「赤ちゃんに吸ってもらうこと」です。
母乳は出したら出した分だけ作られます。
逆に出さないと身体がもう作らなくてもいいと判断してしまい、止まってしまいます。
2. 足りない分のミルクを足す
母乳を飲ませてから足りない分をミルクで補います。
このとき気をつけないといけないことはミルクを足しすぎないことです。
ミルクは腹持ちがいいので足しすぎると授乳時間が空いてしまい、母乳を吸わせられなくなってしまいます。
3. 残った母乳を絞る
授乳が終わったら赤ちゃんが飲み残した分の母乳を絞りましょう。
私はそこまで量が出なかったので手で絞っていましたが、便利な搾乳機もあります。
しかし、使い方を間違えると乳腺を傷めてしまう原因にもなりますので注意が必要です。
\ 使う時間が短い搾乳器は /
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混合育児のやり方!母乳量を増やすミルクの足し方
授乳のあとに毎回足さない
まだまだ母乳量が少ないときは、授乳のあとに毎回ミルクを足す必要があります。
しかし、母乳量が増えて赤ちゃんも飲むのがうまくなってきたら、毎回ミルクを足すのはやめましょう。
前述しましたが、ミルクは腹持ちがいいのでミルクを足した分だけ母乳を飲む回数が減ってしまい、母乳が作られなくなってしまうからです。
母乳が出ていて赤ちゃんも飲めているなら頻回授乳で母乳量を増やしていきましょう。
夜間にたくさん授乳する
母乳を作るプロラクチンというホルモンは夜にたくさん分泌されることがわかっています。
特に、深夜2時頃の授乳がとても大切です。
夜中の授乳はつらいですが、母乳量が安定するまでは意識して頑張りましょう!
お母さんがリラックスすることも母乳量を増やすには大切なことです。
昼寝をしたり、添い乳をするなど、負担の少ない方法で授乳しましょう。
疲れたときは、ミルクを足して身体も休めることも大切です。
無理をしないようにしましょう。
ミルク缶の規定量に惑わされない
最初は母乳が出ているか不安になりミルクを足したくなってしまいます。
また、ミルク缶に記載された月齢とミルクの量を見て不安になってしまうこともあるでしょう。
しかし、ミルク缶に記載されている量はミルクのみで育てている場合の目安です。母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合は、ミルク缶に記載された量を足してしまうと飲み過ぎになってしまいます。
不安な場合は、ベビースケールを使って赤ちゃんが飲んだ母乳量を計ってミルクを足す量を決めていきましょう。
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べビースケールの必要性と上手な使い方を知りたい方は、当ブログの別記事も参考にしてくださいね。
→【混合育児】ベビースケールは必要!?「買ってよかった」母乳を増やしたいなら用意するべき育児グッズです
私の混合育児のやり方【体験談】
長男の場合
我が家の長男は母乳をうまく飲めずに嫌がってしまい、授乳にとても苦労しました。
おっぱいを拒否されるのは母親としてはとてもショックでしたね。
「母乳量を増やすには吸わせることが大切」とありましたが、まさに乳頭混乱で乳首を近づけるだけでもギャン泣きしてしまい、吸わせることができずに悩みました。
長男の母乳拒否は哺乳瓶に慣れてしまったことと、乳首が短くて吸いづらかったことなどが原因として挙げられます。
初産の場合は母親も授乳経験がないので乳首が硬く、赤ちゃんにとっては母乳が飲みにくく乳頭混乱の原因になります。
はじめのうちは、乳頭保護器を使って乳首を柔らかくするのがおすすめです。
傷ができてしまって授乳がつらいときにも役立ちます。
次男の場合
次男の場合は、生まれてすぐから上手に母乳を飲むことができました。
生後3日目までは授乳のたびに産院の哺乳瓶でミルクを足していました。
生後4日目から母乳を飲める量が増えて頻回授乳をしながら1日1回ぐらいのペースでミルクを足していました。
長男のときには全然感じられなかったですが、次男が生まれて数ヶ月は胸が張り、はたから見てもわかるくらいに大きくなりました。
私自身も母乳が出ているんだなという実感がありました。
しかし、生後3週間経ったときに母乳が詰まってしまい、白班ができて授乳がめちゃくちゃ痛かったです。
本当に授乳が恐怖になり、泣きながら授乳していました。
その頃には母乳育児のためのハーブティー「AMOMAミルクスルーブレンド」を飲んでいました。
私はすぐに詰まりが取れて、安心して授乳できるようになりました!
【まとめ】母乳量を増やしながら混合育児を楽しもう!
混合育児をしながら母乳量を増やすミルクの足し方をまとめてみました。長男のときに乳頭混乱で苦労して母乳についてたくさん調べました。
出産前には知らなかったことばかりで、妊娠中に知っていたら・・・と思うことがたくさんありました。
その経験を次男のときには活かして、大きなトラブルもなく1歳9カ月まで母乳育児を続けています。
最終的に、次男は3歳6カ月で卒乳しました。
この記事が妊娠中・出産して授乳に悩んでいる方に少しでも参考になれば嬉しいです。
今しかないお子様との時間が素晴らしいものになりますように。