どんなに気をつけていても、一瞬の隙に起きてしまうのが子供の転落事故です。
小さな子供を持つお母さんは毎日大変ですよね。
この記事では、子供が頭を打ってしまったときの対処法と病院に行くべき目安をまとめています。
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目次
子供が頭を打ったときの対処法
まずは、落ち着いて子供の様子をしっかりと観察しましょう!
お母さんはどうしても取り乱してしまうと思います。
冷静になって見てもらえる誰か別の方がいるといいですね。
チェック①すぐに泣いたかどうか
頭を打ったあとにすぐ「ワー!!」と泣いていれば意識がある証拠なので、とりあえずは安心です。
その後、泣き止んでいつも通り元気に過ごしているなら様子を見ても大丈夫です。
5秒以上泣かなかったり、意識がなかった場合は医療機関を受診しましょう。
チェック②傷の状態はどうか
出血の多い大きなケガをしている場合は、止血してすぐ病院に行きましょう!
出血がない場合も頭の中で出血している可能性があります。
また、頭を触って凹んでいたら頭蓋骨骨折も疑われます。
すぐに医療機関を受診しましょう。
チェック③嘔吐していないか
頭を打った直後に嘔吐をした場合は医療機関を受診しましょう。
子供は頭を打つと1~2時間以内に吐いてしまうことがよくあります。
2時間以上経っても嘔吐をくり返す場合は何らかの異常が考えられます。
チェック④いつも変わった様子はないか
上記の症状がない場合でも、頭を打ったあとは最低でも24時間はいつもと変わった様子がないか観察します。
保護者が見て普段と変わらず過ごせていれば大丈夫です。
何か問題があった場合は6時間以内に症状が出ることが多いです。
十分に注意して見守りましょう。
病院へ行くべき目安は?
すぐに救急車を呼ぶ目安
- 呼びかけに反応しない
- 意識がはっきりしない
- 嘔吐をくり返す
- けいれんしている
以上の症状がある場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
医療機関を受診する目安
- 5秒以上泣かなった
- 嘔吐している
- おでこ以外にコブがある(皮下血腫)
特に2歳未満の場合は、同じ転落事故でも頭蓋骨の硬さが違うために重症になる場合があります。
2歳以上なら1.5m以上、2歳未満なら0.9m以上の高さからの転落が重度のケガになります。
少しでも心配がある場合は、医療機関を受診しましょう。医師による診察を受ければ安心できます。
病院ではどんな検査をするの?
病院では医師による診察のあとに必要ならCT撮影をします。
しかし、CT撮影は被爆に配慮する必要があります。
CT撮影による被爆のリスクは年齢が若いほど気にしなければなりません。
頭部CT撮影の被爆量は胸部X線の約100倍と言われています。
保護者は心配でCTを撮りたいと思うかもしれませんが、転落やケガの状況などを考慮して医師とよく相談し、CTを撮る必要があれば医師の指示に従いましょう。
私の体験談
長男の場合
後頭部を強打した後に嘔吐
長男が1歳9カ月のときのことです。
育児サークルに行って体育館で遊んでいたときに長男が足を滑らせて、後頭部を強打しました。
すぐに大泣きして、しばらくすると落ち着いてきました。
外傷はなかったので様子を見ていましたが、その後嘔吐してしまいました。
心配になってすぐに市民病院の救急にかかりました。
安心するためにもCTを撮影
診察では外傷もなく大丈夫そうでしたが、嘔吐しているためにCTを撮影しました。
特に異常なく、一晩様子を見て次の日に専門医に診てもらいました。
次の日もとても元気で、先生にも大丈夫と言われて安心しました。
被爆は心配しましたが、何かあってからでは遅いのでCTを撮って良かったと思います。
次男の場合
転落の位置が少しずれていたら・・・
次男は今までに2回頭を打つケガをしています。
1回目は机に座った状態から後ろへ転びました。
AVボードの角をかすめて床に落ちました。
ちょうど床に愛犬のベッドがあり、クッションになったようです。
びっくりして大泣きしました。
少し側頭部に傷があったので止血しました。
その後は元気そうにしていたので、しばらく様子を見ていました。
病院には行っていません。
高さのあるダイニングテーブルからの転落
2回目は高さ1mほどのダイニングテーブルのベビーチェアから落ちました。
すぐに大泣きしました。
落ち着かせようととりあえず母乳を飲ませたらそのまま寝てしまいそうだったので、意識を確認するために起こしました。
いつもと変わった様子はありませんでしたが、ダイニングテーブルの高さがあったことと、フローリングに直に頭をぶつけたことが心配で救急にかかりました。
診察をして大丈夫そうだったので、CTは撮っていません。
その後も心配で気にして様子を見ていましたが、特に変わった様子もなく大丈夫でした。
まとめ
歩き始める1歳頃の子供は本当に目が離せませんよね。
我が家の子供たちもまさによちよち歩きの時期が一番ケガが多くて目が離せず、毎日ひやひやしていました。
本当に心臓がいくつあっても足りないくらいです。
少しでも安心したいなと思う方には、こちらもおすすめです!
この記事に書いてある病院に行くべき目安は、あくまでも目安です。
心配なときは必ず医療機関を受診して医師の診察を受けましょう!
今しかないお子さまとの時間が素晴らしいものになりますように。