この記事では、完全ミルク育児・混合育児におすすめの粉ミルクをランキング形式でまとめています。
赤ちゃんの粉ミルク、何を基準に選んでいますか?
私は、長男を出産したときは何も考えずにただ産院で使っていたという理由だけで粉ミルクを選んでいました。
もちろん、市販で販売されている粉ミルクは基準を満たしていますので、どれを選んでも品質に問題はありません。
しかし、粉ミルクはメーカーの種類によって、微妙ですが違いがあります。
赤ちゃんはデリケートですので、この微妙な違いを敏感に感じ取ってしまいます。
また、授乳方法によっても、粉ミルクの選び方が変わってきます。
この記事を読むと、各メーカーの粉ミルクの微妙な違いを知った上で、赤ちゃんとママに合った最適な粉ミルクを選べます。
ミルク育児・混合育児の方は、ぜひ粉ミルク選びの参考にしてみてくださいね。
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目次
赤ちゃんとママに合わせた粉ミルクを選ぶ4つのポイント
まず、粉ミルクを選ぶ際のポイントは大きく分けて4つあります。
- 甘すぎないこと
- 溶けやすいこと
- 使い勝手がいいこと
- コスパに優れていること
この4つは、ミルク育児・混合育児のママの負担を減らすためにもとても大切なことです。
それぞれの詳しく説明していきますので、赤ちゃんの粉ミルクを選ぶ際の基準にしてくださいね。
1.甘すぎないこと
ミルクのみで育てている場合は、赤ちゃんの好みや飲んでくれるかを重視して選んでも大丈夫です。
しかし、混合育児で母乳量を増やしたいと考えている方は注意が必要です。
甘すぎるミルクを与えてしまうと赤ちゃんがミルクを好んでしまい、母乳を飲んでくれなくなってしまう可能性があるからです。
では、粉ミルクの糖度はどのくらいなのでしょうか?
粉ミルクの糖度を比べると、ほとんどの商品が糖度10度前後であまり差はありません。しかし、
- 明治 ほほえみ
- 和光堂 レーベンスミルク はいはい
こちらの2商品については糖度14度と他の粉ミルクの平均糖度よりも4度高く、少し甘さが気になります。
粉ミルクを飲ませる頻度が高い場合は、赤ちゃんが母乳を嫌がってしまわないように糖度の低いミルクを選んだ方が無難です。
特に、ミルク中心だけど母乳へ移行したいと考えているママは気をつけましょう!
母乳中心でたまにミルクを与える程度なら、あまり気にしすぎる必要はありません。
長男は乳頭混乱を起こして母乳を嫌がっていたけど、ミルクを好んだのはミルクが甘くておいしかったからでもあるのかな。
2.溶けやすいこと
溶けやすさは、粉ミルクを選ぶ上で大切なポイントになってきます。
溶けにくい粉ミルクを選んでしまうと、溶けるまで哺乳瓶を振ることになります。
強く振りすぎると粉ミルクが泡立ってしまい、赤ちゃんが飲みにくくなる原因にもなります。
まだ哺乳力の弱い新生児には、溶けやすい粉ミルクを選んであげることが大切です。
また、ミルクを溶かしきってからも適温まで冷ますという作業が残っていますので、溶けやすい粉ミルクを選ぶことでミルク作りの時短にもつながります。
赤ちゃんを待たせないためにも、溶けやすい粉ミルクを選びましょう。
いかに、ミルクを早く作るかはミルク育児の永遠の課題だったよ・・・
3.使い勝手がいいこと
缶タイプの粉ミルクには、フタが完全に外れるタイプと、フタの手前部分だけ折って開けられるフタ一体型タイプがあります。
フタ一体型タイプなら、ミルク作りの際に片手で開け閉めができてフタの置き場にも困りません。
- 明治 ほほえみ
- 雪印メグミルク ぴゅあ
- 和光堂 レーベンスミルク はいはい
こちらの3商品は、フタ一体型タイプの粉ミルクになっています。
また、擦りきりがしやすいことも粉ミルクを選ぶ際の大切なポイント!
粉ミルクを正しい濃度で調乳するために、スプーン一杯分をきちんと擦りきる必要があります。
これを1回の調乳で何度もやらなければならないので、ミルク作りはとても面倒な作業になってしまいます。
しかし、市販で販売されている粉ミルクの容器は、缶の口やフタで擦りきれる構造になっており、計量がすばやくできる工夫がされている商品がほとんどです。
4.コスパに優れていること
粉ミルクを多く飲ませる場合は、コスパに優れていることは大切なポイントになります。
ミルク缶にも大小さまざまなタイプがあります。
あたりまえかもしれませんが、容量が大きいほど1gあたりの値段は安くなります。
1ヵ月以内に使い切れるようであれば、大缶を選んだ方が断然お得です!
同じ大缶でも、メーカーによって安いものは1gあたり約2円、高いものは約3.8円と倍近くの差が出てしまいます。
できるだけ費用を抑えたい方は、次のランキング表を参考にコスパに優れた粉ミルクを選びましょう。
赤ちゃんの粉ミルクおすすめランキング一覧
上記のポイントを押さえた「赤ちゃんの粉ミルクおすすめランキング」を一覧でまとめています。
商品名をクリックすると粉ミルクの詳細に飛びますので、粉ミルク選びの参考にしてみてくださいね。
粉ミルク | サイズ 展開 |
1gあたりのコスト | 糖度 | 溶けやすさ | フタ一体型 | |
1位 | 雪印メグミルクぴゅあ |
大缶・スティックタイプ | 約 2 円 |
10度 | ◎ | ◯ |
2位 | 雪印ビーンスタークすこやか M1 |
大缶・小缶・スティックタイプ | 約3.1円 | 10度 | ◎ | × |
3位 | 森永乳業E赤ちゃん |
大缶・小缶・スティックタイプ・エコらくパック | 約3.8円 | 9度 | ◎ | × |
4位 | アサヒグループ食品レーベンスミルク はいはい |
大缶・小缶・スティックタイプ | 約3.4円 | 14度 | ◯ | ◯ |
5位 | 明治ほほえみ |
大缶 | 約3.2円 | 14度 | ◯ | ◯ |
6位 | 森永乳業はぐくみ |
大缶・小缶・スティックタイプ・エコらくパック | 約3.1円 | 11度 | △ | × |
7位 | 江崎グリコアイクレオバランスミルク |
大缶・小缶・スティックタイプ | 約3.8円 | 10度 | △ | × |
8位 | 明治ほほえみ らくらくキューブ |
特大箱・大箱・小箱 | 約5.7円 | 11度 | ◯ | — |
赤ちゃんの粉ミルクおすすめランキング8選
Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどで人気の、売れ筋上位の粉ミルクを「赤ちゃんとママに合わせた粉ミルクを選ぶ4つのポイント」に合わせたランキング形式にしてまとめています。
離乳食が始まる前の赤ちゃんにとって大切な栄養源である粉ミルクは、赤ちゃんのためにもママのためにも、しっかり比較検討して選んであげたいですよね。
ぜひ、粉ミルク選びの際の参考にしてみてください。
- 雪印メグミルクぴゅあ
- 雪印ビーンスタークすこやか M1
- 森永乳業E赤ちゃん
- アサヒグループ食品レーベンスミルク はいはい
- 明治ほほえみ
- 森永乳業はぐくみ
- 江崎グリコバランスミルク
- 明治ほほえみ らくらくキューブ
1位|雪印メグミルクぴゅあ
出典:雪印メグミルク公式ページ
溶けやすさ | ◎ |
甘さ(糖度) | ◎(10度) |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | ◎(約2円) |
「雪印メグミルクぴゅあ」は、他の粉ミルクと比べても断然コスパに優れています。
また、とても溶けやすく、お湯を入れてから溶けきるまでに要する時間はわずか5秒!
糖度10度と甘さも控えめで母乳への移行を目指すママも安心してあげられます。
2位|雪印ビーンスタークすこやか M1
溶けやすさ | ◎ |
甘さ(糖度) | 10度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | ◯(約3.1円) |
「雪印ビーンスタークすこやか M1」は、溶けやすく甘さも抑えてあり、赤ちゃんにも与えやすい粉ミルクです。
「ビーンスターク」の名前のとおり、豆成分が入っていてほんのり豆っぽい味わいがあります。
サイズ展開が豊富なので、外出時や母乳と併用しているママも使いやすいです。
3位|森永乳業E赤ちゃん
出典:はぐくみ公式ページ
溶けやすさ | ◎ |
甘さ(糖度) | 9度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | △(約3.8円) |
「森永乳業E赤ちゃん」は、お湯を入れて10秒ほどでしっかり溶けきります。
溶けやすくて甘さも控えめですが、他の粉ミルクと比較すると少しクセがあります。
1gあたりのコストは約3.8円と高めでコスパはあまりよくありませんが、付属のスプーンが埋もれないように工夫されており、取り出しやすいので衛生的です。
4位|アサヒグループ食品レーベンスミルク はいはい
溶けやすさ | ◯ |
甘さ(糖度) | 14度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | △(約3.4円) |
「アサヒグループ食品レーベンスミルク はいはい」は、産院でもよく使われている人気の粉ミルクです。
しかし、糖度は14度と甘く味も濃いめなので、母乳に移行したいと考えているママは頻繁に与えるのは注意が必要です。
ミルク育児で、なかなかミルクを飲んでくれない赤ちゃんは気に入ってくれるかもしれません。
5位|明治ほほえみ
溶けやすさ | ◯ |
甘さ(糖度) | 14度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | ◯(約3.2円) |
「明治ほほえみ」は、お湯を注いでも泡立ちにくく粉っぽさがないので、赤ちゃんも飲みやすい状態で調乳できます。
キューブ型も販売されている人気の粉ミルクですが、大缶は糖度14度と甘みが強いのが特徴です。
大缶で母乳と併用するには、赤ちゃんが甘い粉ミルクを好んでしまう傾向にあるので注意が必要です。
6位|森永乳業はぐくみ
出典:はぐくみ公式ページ
溶けやすさ | △ |
甘さ(糖度) | 11度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | ◯(約3.1円) |
「森永乳業はぐくみ」は、粘り気が強く溶けづらいのが特徴で、一度哺乳瓶の底についてしまったミルクは振ってもなかなか溶かすことができません。
糖度は11度と粉ミルクとしては平均的ですが、甘みを強く感じるので母乳と併用している赤ちゃんは、粉ミルクを好んでしまう傾向があり注意が必要です。
サイズ展開が豊富なので、スティックタイプを購入して試してみるのもいいかもしれません。
7位|江崎グリコアイクレオバランスミルク
出典:アイクレオ公式ページ
溶けやすさ | △ |
甘さ(糖度) | 10度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | △(約3.8円) |
「江崎グリコアイクレオバランスミルク」は、母乳に近い黄みがかった色と香りが特徴で、赤ちゃんの食いつきがいいと評判の粉ミルク。
糖度は10度と平均的ですが、甘みを強く感じるのが飲みやすさの秘密のようです。
しかし、溶けやすさはイマイチで、10秒以上振ってもミルクの塊が残ってしまいます。
また、缶の構造上スプーンが粉ミルクに埋もれてしまっていることが多く、衛生面は少し心配です。
8位|明治ほほえみ らくらくキューブ
溶けやすさ | ◯ |
甘さ(糖度) | 11度 |
使い勝手のよさ | ◯ |
コスパの良さ(1gあたりのコスト) | ×(約5.7円) |
「明治ほほえみ らくらくキューブ」は、コスパを考えるととても高くなってしまいます。
しかし、軽量がないので使いやすく、こぼれる心配もありません。
利便性においてはトップクラスで、外出時や夜間の調乳にはもってこいのミルクです。
デメリットは個包装ではないので、余った分のミルクの保管に困ることが挙げられます。
封を開けたままの状態が長くならないよう、上手く使いきれるように工夫しながら与える必要があります。
完ミor混合、授乳方法で選ぶ赤ちゃんの粉ミルク
ミルク育児ならコスパを重視「雪印メグミルクぴゅあ」
出典:雪印メグミルク公式ページ
ミルク育児の場合は、成長するにつれて赤ちゃんのミルクを飲む量も多くなるので、コスパを重視して選ぶのがおすすめです。
「雪印メグミルクぴゅあ」は、他の商品と比較しても断然コスパに優れています。
しかし、コスパがいいから不安ということはなく、市販で販売されている粉ミルクはきちんと基準を満たしていますので、品質に問題はありません。
混合育児なら使いやすい「明治ほほえみ らくらくキューブ」
混合育児の場合は、赤ちゃんにミルクを飲ませる頻度によっても選び方が変わってきます。
私の場合、長男は生後4カ月まではほとんどミルクの混合育児でした。
この場合は、大缶を購入した方が断然コスパがいいです!
しかし、次男は預けるときだけミルクでほとんど母乳の混合育児でした。
この場合は、ミルクを使う機会が少ないので、ステックタイプやキューブタイプがおすすめです。
私は、こちらの「明治ほほえみ らくらくキューブ」を使っていましたが、こぼれる心配がなく持ち運びにも便利で、外出先でも簡単にミルクをあげられました。
ミルク育児の方でも、外出時用のミルクとして自宅用と使い分けてもいいですね。
完ミ・混合育児におすすめ!粉ミルクランキング8選【まとめ】
完ミ・混合育児におすすめの粉ミルク人気ランキング8選【授乳方法に合わせた選び方】についてまとめてきました。
今回のランキングをおさらいしてみると、
- 雪印メグミルクぴゅあ
- 雪印ビーンスタークすこやか M1
- 森永乳業E赤ちゃん
- アサヒグループ食品レーベンスミルク はいはい
- 明治ほほえみ
- 森永乳業はぐくみ
- 江崎グリコバランスミルク
- 明治ほほえみ らくらくキューブ
という結果になりました。
生後9カ月を過ぎたら、フォローアップミルクに切り替えていきましょう。
ミルクのみで育てている場合は、だいたい1歳前後までお世話になる粉ミルクです。
赤ちゃんが飲みやすく、ママが使いやすい粉ミルクを選んで、授乳期間を楽しみましょう!
今しかないお子様との時間がすばらしいものになりますように。